家電の選び方

目次

  • エアコン
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • テレビ
  • 家電の現状と今後の在り方

※値段は、機能の値段と言えます。
機能が増えればランクも上がり、値段も高く。
付加価値が付いてもランクが上がり、値段も高くなります。

エアコン

1,大きさを決めましょう。
部屋の大きさを明確にします。
部屋にあった大きさのエアコンを基準に選びます。(理想は、使う部屋の大きさより1つ大きいエアコンの設置)
大きすぎると、値段が高くなりますし、電気代も変わってきます。
小さすぎると、壊れやすく電気代も高くなります。

2、機能=値段を決めましょう。
同じ大きさのエアコンでも機能で値段が変わります。
ここでお客様が悩まれることが多いです。
「リビング」「寝室」「子供部屋」この3つは、必要な機能が変わってきます。

過ごす時間が長いので省エネが良い
リビングにお勧めしたい機能
室温を判断してON・OFFをする
おやすみタイマー
寝室にお勧めしたい機能
室温を判断してON・OFFをする
おやすみタイマー
自動で人の不在時にエコ運転へ切り替わる
子供部屋にお勧めしたい機能

注意したいこと
・最近の部屋の作りからキッチン併設のリビングが増えています。キッチンを含めた部屋の広さを考えましょう。
・寝室は「寝るだけだから」と言われる人が多いですが、健康のことを考えると最も機能を備えた機種を考える場所です。

3,大手メーカーか?その他のメーカーか?

故障時、不具合時の対応が早い
ブランドの安心感
大手メーカー メリット
値段が高い
大手メーカー デメリット
値段が安い
メーカーごとに変わった機能があり個性的
その他のメーカー メリット
修理対応ができないメーカーがある
その他のメーカー デメリット

※エアコンに関してのみメーカーブランドの意味を大きく感じます。買う側だけでなく売る側も安心です。

冷蔵庫

1,大きさを決めましょう。
家族の人数と言いたいところですが、実際は設置する場所の広さや搬入時の玄関や廊下やドアの幅が問題となっています。
大きいものが欲しかったけど、玄関から入らなかった。窓から入らなかった。という事例が過去何件かありました。
・玄関のドアの幅の確認。
・廊下(階段)の幅の確認。
・設置したい場所までに通るドアの幅と高さの確認。
・設置場所の幅と高さ(吊戸棚など)の確認。

これがクリアーされてから、家族の人数をふまえた冷蔵庫の大きさを検討します。

2、機能=値段を決めましょう
冷蔵庫は、メーカー個性がはっきり出る家電と言われています。
「日立:引き出して使う庫内の機能切り替え(野菜室にするか冷凍にするか選べる)
パナソニック:野菜室が広い
シャープ:どっちもドア。プラズマクラスター」
など、上記は1例ですが、各メーカーがいろいろな特徴をつけています。
好みの大きく分かれる家電ですので、好きな機能を選んでいただくことになります。

洗濯機

1,縦型かドラム型かを決めましょう。
「縦型とドラム式はどっちが良いのか?」これは、本当によく聞かれます。
若井家電サービスの販売実績で「縦型:ドラム型=8:2」です。
これが、答えだと思います。
縦型の方が多く売れている理由は
・値段がドラム型より安価。
・客層が年配の方が多く、新しいものを求めない。
・ドラム型の洗濯機から洗った衣類を出すのがきつい(ドラム→縦型へ買い換えたお客様意見)
この3点があげられます。

その他の判断基準として
・洗濯物を外に「干さない」「干せない」人が、ドラム型を選ぶ傾向にあります(乾燥まで1つのボタンで完了するため)
・高齢者の方から「今のままの使い方でいい」「新しい機能はあってもわからない(使えない)」と話しを聞きます。
・ドラム式は大きすぎて設置できない(入らない)

2,大きさを決めましょう。
〇洗濯機も冷蔵庫と同様の問題が度々発生している家電です。
冷蔵庫の時と同様に「設置場所の広さ(幅×奥行×高さ)」「設置したい場所までの廊下、階段、ドアの幅」を確認してから決めます。

〇最近は毛布を洗濯するご家庭が増えてきています。
シングルの毛布の洗濯には最低6kg必要です。
ダブルサイズの毛布の洗濯には最低8kg必要です。

3,機能=値段を決める。
洗濯機に関しては、各メーカ似たような状況です。
差別化は「洗い方」でしかはっきり差別化できていないように思います。
洗い方=パルセーターの違い。
洗濯層の底のプロペラのようなもののことです。回転や半回転、逆回転などで水流を生みます(洗い方)
ですので、機能面で価格が大きく変わってくることはあまりないです。

洗濯機の大きさと、ドラム式か縦型かの違いくらいが、洗濯機の値段の違いになります。


テレビ

1,大きさを決めます。
お客様からの「大きいテレビが欲しいけど、大きすぎないかしら?」と購入前の大きさの迷いを伺うことが多いです。
これははっきり言えます。「慣れます」
最近(R4.5月)売れたテレビで、65型のテレビが売れました。
6畳のお部屋で、購入時大きすぎかと悩まれていましたが、1か月しないうちに「75型でもよかったな」と話しておられました。
カタログなどで理想的なサイズと距離感が提示してありますが、大きいものが欲しい方は大きいものを買った方が良いと思います。
ただ、注意としてテレビ台やテレビスタンドが、65型までしか対応してない商品が多いので、インテリアを気にする方はテレビ台やスタンドも考えた上でサイズを決めるとよいと思います。

2,機能=値段を決める。
テレビに関しては、機能面はすべてのメーカーが横並びとなっているのが現状です。
価格=パネル(画面)の質の差と言えます。
安価なものは、横から見ると白くなり映像が見えなくなったり、見にくくなったりします。
ランクが高くなると、どこから見ても映像が見えます。

テレビも、個性を出しずらくなっており、購入の際は
・Googleテレビにするのか、androidテレビにするのか
・レコーダー類の連動を考えて同じメーカーを考えるのか
この2点が選ぶポイントになっております。

家電の現状と今後の在り方

2000年頃より大型家電量販店が出現し、家電は一気に生活へ流れ込んできました。
高額だった家電は安価になりお求めやすく、種類も増えサイズから多機能からと選択肢も増えました。
今の生活の質を担っているといっても過言ではない現状だと言えます。
その代わり、増えすぎた種類や機能により何を買っていいかわからない人が増えたように思います。

最近の家電の変化としては「AI搭載」「ネット連動」など。
昭和の時代、漫画に出てきたような近未来の片鱗が見え始めています。

その一方で、SDGs(持続可能な未来を築くための17のルール)を国として取り組み始めたことにより、「修理可能な家電」「リサイクル可能な家電」が求められると考えています。

https://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/31737/
(詳細は外務省公式ホームページへのリンクにて確認お願いします)

修理可能な家電とは「人の手で修理可能なシンプルなつくりの家電」だと考えています。
AI搭載、ネット連動と真逆を行く流れの家電かもしれません。

こういったことを踏まえると今後は、より自分の生活を見極め自分らしさを踏まえた家電選びをしていかなければ、納得のいく家電には出会いにくくなると考えています。

そのお手伝いとして、こちらで家電選びが参考になればと思います。


※大手メーカーの定義として「全国電気商業組合(町の電気屋さん)」にて認定されているメーカー
日立。パナソニック。東芝。三菱。シャープ。ソニー。
※プライベートブランドは除外とする(イオンやカインズなど)

困ったときは、街の電気屋さんへご相談を!

街の電気屋さんを利用するメリットの1つでもあります。
何度かご利用いただいているお客様だと、ご自宅の構造を覚えています。
冷蔵庫が欲しいとご相談があった場合、設置可能なサイズをすぐ判断できます。
さらに、親しい関係ができていると過去の購入実績やお人柄を踏まえて提案ができます。

街の電気屋さんのご利用をご検討ください。

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