エアコンからの水漏れ時の自分でできる対処方法
「工事や修理を呼ぶのはお金がかかるから、自分でできることなら自分でやりたい」
そういった声を聞く機会がありました。
そろそろエアコンを使う時期になりますので、室内機に水滴がポタポタと落ちてきた時の対処をご紹介します。
この記事でわかること
・水漏れの原因
・自分でできる対処
予想される水漏れの原因と具体的対処方法
水を排水するホース(ドレンホース)が詰まっている
エアコンは風を冷たくする時、必ずエアコン内で水滴が発生します(結露)
その水滴は、適切に流れて排水ホースを伝って外に流れていきます。
その排水ホースが何らかの原因で詰まることがあります。
過去、実際に確認されたホースの詰まりの原因と対処
①排水ホースから出る水を容器にためている。
ホースから出る水を花壇や鉢の水やりに使うためバケツに、ホースの先をバケツに入れて水をためているお客様がいらっしゃいます。満水になり、ホース内も水でいっぱいになって室内に流れている場合があります。→バケツからホースを出して、水の排出をしてください。
②ホース内にクモなどの虫が巣をつくっている。
お客様に目視できる範囲となりますが、時々、蟻やクモがドレンホース内に巣を作って詰まっている場合があります。
→見える場合は、ごみや虫の撤去をお願いします。
見てもわからない場合は電気屋さんへ修理依頼をしましょう。
室内機フィルターにほこりがたまっている
フィルターがホコリで目詰まりをおこしていると、フィルターのホコリに結露した水滴がつきます。
フィルターを伝って水滴が室内へ落ちている場合があります。→フィルターを水洗いして掃除を行います。
フィルターのお掃除目安は
・お掃除機能付きエアコンであれば、1回/1か月程度
・お掃除機能が付いていなければ、1回/1週間程度
一部機能のミスマッチ
件数は少ないですが、ミスト機能のある機種で
「ミスト機能+風量微風+設定温度27℃以上」の組み合わせで、風が出るところ(ルーバー)に水滴がつく場合がある。
風が微風な為ミストの水分がしっかり排出されず、水分がエアコンの風が出るところにたまることが理由です。
→ミスト機能を切るか、風量をもう1段階強くしてください。
それでも水漏れするときは
上記対処を試しても改善しない(治らない)場合は、電気屋さんへ修理をご依頼ください。
まとめ
2023年になり、エアコンは全メーカーで値上げが行われました。
値上げ幅も大きく、エアコンは高額商品と言えます。
自分でできた方が早くて無料であることは事実ですが、高額商品を壊してしまってはいけません。
「難しいな」「わからないな」と感じたら無理をせず、業者へ修理依頼してください。