プライベートブランド(PB)の家電は、当店で修理はできません(涙)

現在プライベートブランド(PB)、オリジナルブランドに力を入れている大手の企業が増えています。
それに伴い、当店に修理のお問い合わせが増えている現状があります。
今回は、どうして修理ができないのか?なぜ、PBが安いのか?などPBについて詳しく解説していきます!

※文章内は「PB」と表記。

増加傾向にあるプライベートブランド家電の修理依頼

電話やメールで多いのは、2~3年使用して故障したケースでのお問い合わせです。

メーカー保証は1年で切れるので、有償保証になり思ったより修理費がかかる場合です。

修理費は高いけど、2~3年しか使ってないから捨てるのはもったいない…

何か、解決に良い方法はないかしら?

実際にあったお問い合わせ

結論から言うと

多くのでんき屋さんで、プライベートブランド(PB)家電は修理できません。

プライベートブランド(PB)がでんき屋さんで修理できない理由

部品が手に入らないから!

PB製品は、その会社で開発製造を行っているので基本的にはそのPB製品を取り扱っているお店や会社でしか手に入りません。この仕組みは、どの電器メーカーも同じです。

違うことは、日立やパナソニックなどのメーカーは部品を注文すると部品を譲ってくれますが、

だから、修理したくてもできないのです。

事務

なんで、部品出してくれないの?

営業

まぁ、自分ところで開発したアイデアや技術もあるだろうから出したくないこともあると思うよ。

あと、商売だからね。何事も。

事務

は?

どういうこと?

PB製品を抱える企業や会社は、修理を担当する部署や系列会社を持つところが多いです。

製品の販売だけでなく、修理時の部品や修理費用も自社で行えば「部品+修理費用」も自社の収入となります。

部品を、他の修理業者に出さないのは

というメリットがPB製品を抱える会社にはあるのです。

事務

若井家電サービスが小っちゃいから、部品くれないだけじゃね?

営業

否定はできないけど、今のところ同業者でPB修理できたって話は聞かないな。

※PBと業務提携したり、取り扱い店舗は修理対応可能なところもあります。

PBが安い理由と仕組み

そもそもプライベートブランド(PB)ってなに?

小売店や流通業者などが、自分の会社で開発・製造を行い独自で販売している商品(サービス含む)のことをPBと言います。

事務

代表的なところで行くと「イオンのトップバリュー」とかかな。

イオンはその他にもPBがありますね

https://www.topvalu.net/brand/about/

その他のも、ユニー系列(アピタやドンキホーテなど)やセブン&アイ・ホールディングスなどもPBを保有しています。

家電の代表的なPB

・ヤマダ電機→ヤマダセレクト

・ビックカメラグループ→オリジナルブランド4つ展開

・イオン系列→トップバリュー

・ドンキホーテ→情熱価格

・ノジマ電気→エルソニック

・ジャパネット→家電全般

・アイリスオオヤマ→全商品

これ以外にも、多くのPB商品があります。

基本的に、「自社製品」や「オリジナル商品」「PB」といった文言でしっかりアピールしているので店舗での確認は可能です。

なぜ安いのか?

話はシンプルで、まとめてたくさん注文するとメーカーが安くしてくれる。

事務

コストコみたいな感じ?

まとめて買うと安いみたいな?

営業

うん…まぁ、そうね

さらに、家電メーカーは1000台まとめて注文すると、その会社のオリジナルとして製造してくれる仕組みがあります。

PBのメリットとデメリット

メリット

・安価で、購入しやすい。

・オリジナルデザインなので他にない。

デメリット

・値段相応の機能と耐久性。

・修理に時間がかかる場合が多い。

まとめ

PBの家電の修理の問い合わせは、本当に多いです。

特にエアコン関連の修理依頼が多く、毎回お電話での問い合わせ時点で泣く泣くお断りしています。

実際にあったお問い合わせ例

・「某通販でエアコンを購入して取り付けたが故障した。その通販会社に修理を依頼したが、1ヶ月後じゃないと来てもらえない。7月でエアコンが使えないのは相当厳しいので修理をお願いしたい」

・「某家電量販店でエアコンを取り付けましたが、修理してもすぐ故障するから信用ができなくなった。そちらで取り付けたわけじゃないので申し訳ないが修理してもらえないか?」

家電選びをするときに

「すぐ買替えのできるもの」とか「故障しても命に関わらないもの」は、安いモノでもいいかな。

エアコンとか冷蔵庫は故障すると、すぐ修理しないと困るから馴染みの電気屋さんで買います。

故障しても、すぐ買い替える(修理しない)のであればどこで買っても問題はありません。

エアコンや冷蔵庫など、高額で長く使いたい場合は修理やメンテナンスも踏まえて購入検討することをおすすめします。

それぞれの生活や価値観を大切に、メリットとデメリットを踏まえて買う場所を決めておくと生活の困りごとは減るのではないかと思います。

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