ポータブル電源は放置すると使えなくなる!修理不可になる前にすべきこと
ポータブル電源は、災害対策やアウトドアで活躍する便利なアイテムですが、使わずに放置すると2度と使えなくなる ことをご存じですか?
「買ったまましまいっぱなし」「長期間使っていない」
そんな状態が続くと、バッテリーが完全に放電し、充電もできず、修理も不可能 になるケースがあります。
本記事では、ポータブル電源が使えなくなる原因と長持ちさせるための正しい管理方法を解説します。
ポータブル電源が使えなくなる理由
1. 完全放電(充電0%)すると復活できない
ポータブル電源の多くはリチウムイオン電池を使用しています。
この電池は、完全に放電(0%の状態)すると、内部回路が機能しなくなり、充電もできなくなる という特性を持っています。
「しばらく使っていないけど、そのうち充電すれば大丈夫」と考えていると危険です。
完全に放電した状態で放置すると、2度と充電できなくなり、修理もできない ため、ポータブル電源はそのまま廃棄するしかなくなります。

「災害用に置いてあったポータブル電源が、数回しか使っていないのに、ウンともスンとも言わなくなった。修理して欲しい」と最近お電話でのお問い合わせがありました。
その方も私も、完全放電で2度と使えなくなることを知りませんでした。
※メーカーにもよりますが、保証内であれば交換対応してくれるところもあります。(調査中)
2. 自然放電でバッテリーが劣化する
リチウムイオン電池は、使用しなくても自然に放電していきます。
特に数ヶ月間放置すると、電圧が下がりすぎて充電が不可能になる ことがあります。
バッテリーが空になった状態を放置すると、内部の化学反応が進み、劣化が急速に進行してしまいます。
3. フル充電のまま放置も危険
「ならば100%に充電して保管すればいい」と思うかもしれませんが、満充電のまま長期間放置すると、バッテリーに負担がかかり、劣化が進む という別の問題が発生します。
適切な充電状態を保たないと、いざ使おうと思ったときにはすでにバッテリーがダメになっている可能性が高くなります。
ポータブル電源を長持ちさせるための管理方法
1. 3~6ヶ月に1回は充電する
ポータブル電源は、3~6ヶ月ごとに充電 しておくことが推奨されています。
50~80%の充電状態を維持する ことで、バッテリーの寿命を延ばすことができます。

ポータブル電源を製造しているメーカーの営業さんは「アウトドアや日常で使うのがベスト」と言っていました。
ですが、日常で使う機会はあまりないのが正直なところ。
なので、3ヶ月~6ヶ月と案内しているそうです。
2. 適切な保管場所を選ぶ
ポータブル電源の保管場所は、以下の条件を満たす場所が理想的です。
- 温度が10~30℃の範囲で安定している(極端な高温・低温を避ける)
- 直射日光や湿気の多い場所を避ける
- エアコンの近くや結露が発生する場所に置かない
3. 定期的に動作確認をする
半年に1回は、実際に電源を入れて動作確認をしましょう。
充電できるか、機器が問題なく動作するかをチェックしておけば、いざというときに使えないという事態を防げます。
4. 充電しながら長期間放置しない
充電しながら保管すると、バッテリーに負荷がかかり、内部が劣化します。
長期間使わない場合は、50~80%の充電状態でコンセントを抜いて保管する のがベストです。
まとめ:ポータブル電源は定期的な充電が必須!
ポータブル電源の製造メーカーの営業さんは「店頭で購入した人は説明を受けてるけど、自分で通販で購入した人は知らない人が多い傾向」と話していました。

大事なことなので、2度言います。
ポータブル電源は、完全放電(充電0%)すると復活しない。使えない。修理できない。
だから、正しい保管をすること!
※メーカーにもよりますが、保証内であれば交換対応してくれるところもあります。(調査中)
✔ 3~6ヶ月ごとに充電する
✔ 50~80%の充電状態を保つ
✔ 適切な温度・湿度で保管する
✔ 定期的に動作確認をする
この管理を怠ると、せっかくのポータブル電源がただの箱になってしまう かもしれません。
「使わないからこそ、しっかり管理!」
いざという時に後悔しないために、今すぐポータブル電源の状態をチェックしてみましょう!