すぐ枯らしてしまうけど観葉植物を置きたい

観葉植物を置きたい

インテリアとして観葉植物を置くことが大好きですが、恥ずかしい話で買ってもすぐ枯らしてしまいます。

どうせ枯らすと思いながらも、次こそはと買ってしまいます。枯れたら捨てて新しいものを買えばいいのかもしれませんが…。

原因として「水不足」「日照不足」「水過多」「温度管理不足」あげるといくつも予測ができますし、思い当たることも多いです。その他にも「オシャレすぎて難易度の高い種類を選んでいる」と言われたこともあります。

そんな状況で、また観葉植物を置きたい気持ちが再燃しはじめました。

ただ、今回は枯らすことを前提とした買い方はしたくないと考えています。理由は、子供の存在です。

親になった時何度か「生き物を大事にしなさい」と話していました。けして、おろそかにしていたわけではないのですが、これまで以上に「枯らさない=殺さない」ことが求められていると思いました。

購入するお店を探す

いつものように観葉植物を探すため、店舗巡りをしました。

小さい生花店も含めると7店舗見て回りました。以前までの植物の選び方は「なんとなく感じの良い」「雰囲気のある」とフィーリングで選んでいましたし、気にいったものじゃないときっと世話をしなくなると考えていましたので、気に入ればすぐに購入していたように思います。

今回は、植物を選びながら頭の中にあったのは「好きだけではなく、買ったあと育て方をちゃんと教えてくれるお店がいい」「買った後、植物が枯れそうになった時助けてくれるお店がいい」と思いながらお店巡りをしていた為か、なかなか購入にはつながりませんでした。

お店では、植物の配置や植物や鉢のデザイン、清掃状況や店員の動きを見ながら植物選びをしました。

これは、私の性格だと思います(嫌な性格…)。客商売の店舗に関しては「一時が万事(一つを見るだけですべてを判断できる)」という言葉をもって見る傾向にあります。すべてとは言いませんが、そういった意識で経営しているお店で不快な体験をした記憶がないため、その判断基準になっていることは間違いありません。

そんな中での植物選び、なかなか好みのお店は見つかりませんでした。

それでも、勉強になったことも多く、このお店巡りで植物への向き合い方が変わってきたと思います。

いくつかの生花店のスタッフさんと話して知ったこと

・どれくらいの大きさを置くのか?→部屋の広さや家具の配置で置けるものと置けないものがある。

・室温は安定しているのか?日照の加減や時間→状況により育たないものがある。

誰もが知っていることかもしれませんが、私はわかっていなかったのだと思いました。

好きな観葉植物とお店はありました。ですが、購入後は自己責任というお店ばかりで決めかねていました。

育て方も「土の表面が乾いたらたっぷり水をあげてください」でした。

ただ、誤解していただきたくないのですが、恐らくお客が最低限の知識を持っている前提でスタッフさんは話をしていると感じました。

少し諦め気味でネット検索しました。「愛知県 おすすめ 観葉植物 店舗」で検索したと思います。

5店舗ほどの紹介の中で「プランツショップ ブーケ」さんがありました。最も距離が近く、紹介文に『「植物は好きだけど、いつも枯らしてしまう…」そんな方にこそ知って欲しいお店』とあり、行ってみることにしました。

専門店ならではの品ぞろえとサポートが魅力。観葉植物とフェイクグリーンの専門店「Plants Shop Bouquet(プランツショップ・ブーケ)」|名古屋 天白区の暮らし|Life Designs(ライフデザインズ)|東海の暮らしのウェブマガジン (life-designs.jp)

エアプランツショップ ブーケさんへ行く

とてもオシャレなお店です。お店のことを書くと止まらなくなってしまうので、今回は割愛いたします。

ただオシャレだけでは、決めてはいけないと自分に言い聞かせてお店の中を見て回りました。

「一事が万事」文句なしでした。たくさんの鉢や観葉植物があるものの、雑然とせず、ごみもなく、たくさんの鉢の中で埋もれたり枯れたりしたものもなく、お店の姿勢がうかがえました。

購入を決める前に、スタッフさんへアフターケアについてお話を伺うことができました。

髪をきちっとまとめ(ポニーテール)ダーク系の服でシックな面持ちの女性スタッフさんでした。観葉植物への知識は当然ですが、客への受け答えも気持ちよくよどみがない、男性スタッフさんだったら惚れていたと思います。

その女性スタッフさんへ「アフターケアについてお伺いしたいです。私はすぐに枯らしてしまいます。いわれた通りに水はあげているつもりなのに、すぐにダメにしてしまいます。枯れそうになった時など、持ってきたら見てもらい適切な処置とアドバイスがもらえますか?」と伺ったところ

「購入時、育て方の冊子をお渡ししています。購入後も、何かあったら一度電話を入れてくだされば、電話でわかることなら電話で、見る必要があれば持ってきていただくようにしています」とお返事がありました。

私は充分な対応だと思い、こちらでの購入を決めました。

育て方の冊子

観葉植物の決定

ブーケさん来店前に、購入にともない決めておくことを学んでいたので、しっかりとイメージして商品探しができたと思います。

まず、置きたい場所をはっきり決めました。しっかり日の光が当たる場所が、リビングの窓際だけでした。

大きさは「1m×1mの範囲に収まる。高さは1m前後」成長することも考え、大きすぎず小さすぎずです。

テレビより大きいと圧迫感が出るかと思い、テレビより少し低い高さです。

店内で気になった観葉植物は3種「パキラ」「ベンジャミン」「ヤシ」です。

パキラ

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%AD%E3%83%A9%E5%B1%9E

パキラは見た目にリゾート感が出ますし、過去育てた観葉植物の中で生命力が最強だと思っています。

本当に枯れなかった記憶があります。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%9F%E3%83%B3_(%E6%A4%8D%E7%89%A9)

ベンジャミンは、デザインが豊富で可愛らしい印象。

オシャレな喫茶店のようにならないかしらと思いましたが育て方がわかりません。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%82%B7

ヤシの木は、大きな木しか知らなかったです。小さいシュッとシャープな雰囲気でリゾート感もあり、部屋もすっきり見えるのではないかと期待。

これも育てたことがありません。

お店のスタッフさんへ迷っていることをお伝えしました。

・いずれも初心者でも育成可能で育てやすい品種である。

・ベンジャミンは直射日光だと葉が焼けてしまう。

・ヤシの木は、葉が広がるため、広がることを想定した広さが必要。

・パキラは、発育旺盛。

・水は土の表面が乾いたらたっぷりあげる。

スタッフさんの説明はもっと細やかでしたが、主にこの5点が記憶に残っています。(あとの細かな説明は、購入後いただける説明書にも記載あり)

部屋のイメージと植物のフォルムを考え「ヤシの木を購入する」ことにいたしました。

どれにするか考えている間にスタッフさんから「次回でもいいですが、置きたい場所の(部屋など)の写真があると、お部屋にあった植物のご提案もできます」と言われていました。そういったサービスも有り難く、今後は写真を撮って来店しようと思います。

丁寧なサービスと細かな配慮

ヤシの木を手にそのまま会計へと思っていると、スタッフさんから鉢のカラーの提案がありました。

購入を決めた時点でも充分おしゃれなグレーでしたが、同じグレーでも薄いグレーや黒に近いグレー。同じデザインで色が何種類かありました。

少し私と観葉植物の間に距離をつくり、いくつかの鉢に入れ替えて見せてくれました。

鉢のカラーでも、ずいぶん好みがわかれるし植物の印象が変わるのだと初めて知ることができました。

濃いグレーの鉢で購入を決め、レジへ。

スタッフさんより「鉢の底にクッションシートを貼っていいですか?」と確認があり、よくわからずにいると「置いて、床や家具を傷つけにようにです」と教えていただきました。

そこまで考えがおよんでなかった為、本当に驚きました。

売った観葉植物のその後の扱いを想定していると思ったし、その観葉植物が家庭の中でいつまでも大切にしてもらえるように身なりを整えてもらっているようにと愛情すら感じてしまいました。

その感じた愛情はけして勝手な妄想ではないと思うのは、店内にディスプレイしてある観葉植物が1つ1つ大切にされていることを感じるからだと思います。

リビングへ観葉植物を設置する

本当に、期待通りでした。

置かなくても部屋の雰囲気は好きです。

ですが、観葉植物があると部屋が生き生きする気がします。

今回の観葉植物設置は満足です!

設置から2週間

毎日、ヤシの木の様子を見ています。過去、すぐ枯らしていた頃とずいぶん違う目で見ていると思います。

一番違う点は「観葉植物を好意的な感情をもって見ている」ということです。以前は「生きている」と知識でわかっていても、そこに感情が伴わず「気に入った家具」くらいの気持ちだったのだと思います(ひどい…)

この気持ちは、プランツショップ ブーケのスタッフさんとお店の育成方法の冊子が影響したのだと思います。

お店の育て方の冊子は、本当に愛情いっぱいでした。そして、知らなかったことでもいっぱいでした。

葉が水を好きだとか(葉水)「植物が喜ぶこと」と説明がしてあるのを見て、ほっこりした気持ちとともに植物に擬人化したような意識を持ちました。

もう一つ違う点は「お世話(お手入れ)の仕方がわかった」ことだと思います。

葉を表裏見て変化を見るようになりました。土の表面の渇きから1日待つようになりました。時々、揺らして葉が落ちないか、鉢の底から根が出てないか…

毎日の使命感ではなく、近くを通るときに挨拶をするように。窓をあける時に外の空気を吸うかな?と接したり。

総じて、植物への向き合い方の変化から育て方も変わったのだと思います。

とはいえ、育成から2週間、変化を見落とさず大切にしていきたいと思います。

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